ロゴデザイナー、石原利貴くんとのつながり!

ロゴデザイナー、石原利貴くんとのつながり! / ウゴモーション / モーショングラフィックス企画制作 画像その1

なぜ、この投稿を書こうと思ったのか?

その理由は、クリエイターとクリエイターとの出会いによって、新たな世界が広がったり、新たなつながりが生まれることがあると、最近そう強く思うようになったからだ。 
 
この投稿で紹介することになる、石原利貴(いしはら・りき)くんに会っていなければ、今頃の僕はもっとダメなやつだっただろう。石原利貴くんのおかげで、大阪周辺で活躍している大勢のクリエイターと知り合うことができ、そこでの出会いが仕事につながったり、大きな学びにつながったりした。 
 
ふと、そういうことを考えていると、石原利貴くんの尽力に対して、自分はなにか恩返しができているだろうかと思い、今回の投稿を書くことにした。同時に、これから独立してクリエイターになろうとしている人たち、自意識のせいで出会いを恐れているクリエイターの人たちへ、この投稿がなにかしらのエールになってくれればと思っている。

アニメーションから生まれた、新たな出会い?

きっかけは、僕のfacebookにやって来た友達申請だった。
 
石原利貴... 初めて聞いた名前だし、彼のアカウントの写真も見たことがない顔だったので、友達申請をOKすることにした。かわいい女子のアカウントと写真だったら、面倒な偽アカウントだと判断して、即座に拒否しただろう。男性の顔だったので、向こうが間違って友達申請したのに気づくまで、放置しておけば良いだろうという軽い気持ちだった。
 
当時、僕はJR奈良駅の近くにある“小山氏井矯正歯科クリニック”から、新しくなったロゴマークをアニメーション動画にしてほしいという依頼を受けていた。そのロゴアニメーションが無事に完成して、2つ目のアニメーション制作も終わった頃だったと思う。
 
石原利貴くんから、じきじきに連絡がやって来た。
 
“小山氏井矯正歯科クリニック”の新しいロゴマークをデザインしたのは、実は自分だと。今度、小山氏井矯正歯科クリニックへ行くことになっているので、一緒に行けないだろうか?という連絡だった。僕は即座にOKして、ロゴマークをデザインしたクリエイターと、ロゴマークをアニメーション動画にしたクリエイターが、JR奈良駅で会うことになった。

ロゴデザイナーの石原くん、どんどん成長中!

石原利貴くんは、ロゴをデザインするクリエイターだった。僕が声が大きくてうるさくてゴチャゴチャした人間だとすると、石原利貴くんは落ち着いていて穏やかで誠実な人間だった。facebookから友達申請が来たのも、彼の意図的な行動だったのだろうと思っていたが、後から聞いたところによる、本当に偶発的な間違いだったそうである。
 
JR奈良駅から帰る電車の中で、石原利貴くんといろいろ話をした。
 
彼がロゴのデザインに特化して仕事していること、外注のデザイナーとして忙しく働いていること、家族がいることなど、電車に揺られながら話を聞いた。帰宅して、当時彼が運営していたWebサイトへ行ってみると、そこには彼がデザインしてきたロゴがたくさんあった。一目見ただけで、彼のロゴが誠実に考えられデザインされたものだと分かった。
 
それから、彼に誘われるまま“関西クリエイターズコミュ”のメンバーに加えてもらい、そこから多くの出会いが生まれ、その出会いから仕事につながり、大きな学びも得ることになった。コミュニケーション能力があるのに、人と交流することに消極的な僕のような人間にとって、石原利貴くんのように積極的に誘ってくれる人は、とてもありがたい存在だった。
 
その後、石原利貴くんは外注デザイナーとしてではなく、自分のサービスとしてロゴをデザインしていきたいという希望を実現させて、“ホタルロゴ”というWebサイトを立ち上げて、自分でお客さんを開拓するようになった。
 
また、2016年11月26日に発売された“デザインノート”という雑誌の70号(日本全国のロゴ&マーク)で、大阪のロゴのデザイナーとして紹介されることにもなった。僕がジタバタともがいている間にも、石原利貴くんはどんどん成長していて、自分も頑張らないといけないと思うとともに、すごく嬉しい気持ちにもなった。
 
≫ ホタルロゴ
≫ デザインノート 70号

クリエイターだから共感し理解しあえること?

石原利貴くんや他のクリエイターたちと話をするようになって、僕が気づいたのが、創っているものの分野は違っていても、クリエイター同士だから共感できること、理解しあえることがあるということだった。
 
 それまでの僕は、なかなか仕事がもらえない、新しいお客さんと出会うのが難しいという悩みは、愚かな自分だけの問題で、他のクリエイターはみんな上手くやっていると思い込んでいた。自分があまりに無能だから、やる気が乏しいから、今の苦境に陥っているのだと。自分がアニメーション動画を創っているから、同じ悩みや出来事は、アニメーション動画を創っている人にしか分からないと考えていた。 
 
 石原利貴くんや他のクリエイターたちと話をするようになって、多くのクリエイターが僕と同じような悩みや問題を、かつて抱えていたり、今も抱えていたりすることが分かった。多くのクリエイターが、悩んだり苦しんだりしながら、収入を確保するために日々戦っているのだと。
 
 話を聞くたびに、偏屈な自分の目が開かれていくような気がした。
 
それから、他のクリエイターの話を聞くだけでなく、自分が抱えている事情についても、気楽に話ができるようになった。分野こそ違っても、同じクリエイターだから共感できること、理解しあえることがたくさんあるからだ。自分が抱えている悩みや問題が会話のきっかけになるし、お互いのことを理解する助けにもなる。
 
 遅まきながら、僕はクリエイター同士がつながることの重要性を理解した。

最後に...

まず、石原利貴くんに感謝したい。
 
そして、その周りにいる彼の仲間たちにも感謝したい。
 
石原利貴くんと彼らのおかげで、僕は目を開いて、他のクリエイターとつながることの重要性を理解した。あの時、石原利貴くんが友達申請をしてくれなかったら... 誘ってくれなかったら、今でも僕は一人の偏屈な世界に閉じこもっていたかもしれない。
 
もし、あなたがあの頃の僕と同じように、クリエイターとして自分の世界に閉じこもっていたり、共感したり理解しあえるクリエイター仲間がいないという悩みを抱えているのであれば、外へつながるための小さなきっかけを探してほしい。
 
それはイベントへの参加かもしれないし、仕事で一緒になった人との飲み会かもしれないし、共通の趣味からかもしれない。
 
きっかけは、なんでも良い。
 
僕からアドバイスできることがあるとしたら、たくさんの人に名刺を配るよりも、一人とじっくり話すほうがよりお互いを理解できて、つながりが生まれやすいだろうと思う。だから、少しずつでいいから外へ出かけて、新たな出会いを受け入れよう。あなたが進んでいった道の先に、僕がひょっこり現れる可能性だってあるのだから。
 
 

2017.02.01 / ウゴモーション / 小野直人

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